どちらにも結婚している相手がいて、自分の立場をきちんと理解しているのに別れられないと考える心理にはずるい男の部分と、まだ楽しみたいという不倫ならではの心理が隠れているのではないかと考えられます。
離婚する気はないのに相手を好きだと思える男性心理・女性心理の違い について考えてみましょう。もしかしたら、思いもしない結末が待っているかもしれません。
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既婚者が不倫相手を本気で好きになっても離婚しない男性心理とは
世間体を考えると離婚できないと考えるセレブな不倫
「彼女との関係は結婚する前から続いているから、ダブル不倫となってもやめる気はない」「彼女のことは大好きだけど、結婚と恋愛は別」「両親の顔をつぶすわけにはいかないから、彼女をどんなに愛していても離婚はできない」
裕福な家庭で育ち、何不自由なく暮らすことに慣れている男性は親の決めた相手と結婚し、その後の人生を楽しく暮らすというレールの上で生きていかなければならない人も少なくありません。
好きな相手ができれば離婚して新しい人生を歩もうと決意する人が多い中で、家、親のことを真っ先に考えなければならないのは、自由な選択をもつ人から見れば、窮屈な生活に映ることでしょう。
このような世間体を気にするあまり、 離婚に踏み切れない男性の多くは不倫相手に会うことだけが人生の喜びだと思い、生きる幸せを実感することで自分の勇気のなさ、宿命に対するマイナスな思いを埋めている と言っても過言ではありません。
ひと昔前に比べると世間体を気にする人の割合は減少傾向にありますが、それでも結婚相手に親の意見が反映されたり、古い時代の言葉となってしまいましたが、親同士の間で取り決められた許嫁の存在を聞かされる男性も少なくありません。
許嫁だなんて時代錯誤なことを思うかもしれませんが、今、結婚しない若者が増えている背景を不安に思うあまり、親が子どもの結婚に口を出すことは自然な流れであるといえるでしょう。
そのような状態で結婚して、結婚相手となった人に愛情がもてるのであれば、何の問題もありませんが、人の心は移ろいやすくて儚いもの。
いつの日か、本気で好きになれる女性ができるのは致し方のないことなのかもしれません。
しかし、親の立場、双方の家が受けるダメージを考えれば、離婚できるものではないことは誰でも想像がつくでしょう。
そうなれば、どんなに好きだと分かっても、世間体を気にするあまり妻とは離婚せず、世間から非難される不倫という関係に甘んじてしまったとしても仕方ありません。
世間体を気にするのに、世間から非難を受けるであろう関係を続けなければならないのですから、男性も辛いものですね。
子どもの将来を考えると離婚という選択肢はないと考える
昨今、子どもの育児を放置して事件へと発展させてしまうような悲しいニュースを耳にすることが増えていますが、その反対に子どもを大切に思うことから不倫相手とは再婚を考えないという選択をする不倫カップルが増えています。
そんな不倫は遊びだ、本気の恋愛じゃないと強い指摘を受けそうですが、不倫中の相手をどんなに好きであっても、子どもを大切に思うことから、離婚をせずに平穏な家庭のパパを演じる子煩悩な男性も少なくないのです。
なぜ、子どものために離婚しないのか。
その理由は、大きく分けて2つあります。
1つは、子どもが住む世界の中で最も大きな社会現象といえば、いじめですが、離婚することで子どもがいじめを受けるかもしれないと考えるからです。
最近の子どもは…という言葉は今や死語にもなってしまいましたが、 親が離婚しているというだけで理不尽ないじめをする子どもが多く、親のせいで子どもを悲しませたくないと思うことから離婚を選択しない という考えをもっているからです。
子どもは残酷なもので、何かしらのハンディをもつ相手には強く出てしまうといった性格をもつ子どもも多く、もちろん、すべての子どもがそういう性格をもっているとはいいません。
しかし、片親であるということを執拗に繰り返し、相手が困る顔を見ることで満足する性格をもつ子どもがいることも、事実です。
自分の血を分けた子どもをそういった悲しい目に合わすのだけは避けたい、こう考えるのが一般的な親の心理だといえるでしょう。
もう1つは、子どもに嫌われたくないからです。
親の事情が理解できる年齢になっている子どもは、裏切った側の人間を攻める傾向にあります。
父親よりも母親が好きで、母親をかばう子どももいますが、父親が不倫していたと知れば、父親に対して反抗的になり、父親よりも母親を選ぶのは当たり前のことだといえます。
また、子どもに対し、不甲斐ない姿を見せることを嫌う父親・母親もいるでしょう。
仮面夫婦の父親という役割をしっかりと果たすことで、子どもの将来を守り、子どもとの良い関係を続けることに徹している人生をおくっていると言っても過言ではありません。
出世に響くことは避けたいと考え、仕事を重要視することから
わたし達にとって仕事は生活費を稼ぐための手段の一つですが、その仕事が自分の人生を決める重要なものだと考える男性は出世に重点を置き、自分の将来を豊かなものにするための努力を惜しみません。
不倫相手が既婚女性だったなら、尚更です。
今や、不倫は出世の妨げになる行為であり、不倫していたと分かれば、左遷、諭旨解雇の対象になることは皆知っていることです。
ひと昔前までは不倫の噂があっても男の甲斐性だといわれましたが、現在は会社の倫理規定が厳しくなっていることから、不倫は出世の妨げになるといえるでしょう。
ちなみに、なぜ、不倫が会社の人事に関係してくるのかといいますと、不倫は基本的には当事者同士の話であり、会社が不倫している男女の話に乗り出すことはほぼありません。
しかし、その不倫が仕事中に行われていたとなれば、話は別です。
業務中に不倫に当たる行為をする等、仕事に関連した場所で不倫を続けていたとなると、被害者である、この場合は既婚男性の妻ですが、妻が加害者である夫の勤務する企業に対し、損害賠償請求を行うことができるのです。
これが、いわゆる民放715条です。
企業の使用者責任と呼ばれるものです。
こんな風に大ごとになってしまえば、出世どころではありません。
仕事を一生の生きがいだと感じている男性であれば、このような無謀なことは絶対にしません。
例え、不倫相手の女性が離婚を望んでも、離婚するとは約束しないでしょう。
また、どんなに好きな女性でも自分の将来の妨げになる可能性が出てくれば、別れるという選択肢をもっているのが、このタイプの男性ですので、付き合う時は十分に注意して付き合うことをおすすめします。
妻と離婚できるような決定的な理由が見当たらない
既婚男性が離婚しない理由はさまざまですが、妻である奥さまが賢妻の場合、離婚できる決定的な理由が見当たらないという理由で離婚しないという選択肢を選ぶ男性も少なくありません。
長く暮らしていると情が沸くもので、それが離婚しない、また離婚できない理由となることがありますが、その情だけに限らず、妻が賢妻であった場合、離婚したいとはなかなかいえるものではありません。
非の打ち所がない女性がいるもので、このタイプの女性と結婚すると 面白みに欠けると贅沢な悩みから不倫へと走る 男性がいます。
世の男性から見れば贅沢な悩みでありますが、当事者としてはもしかしたら息が詰まる結婚生活であり、ほんの一瞬、その息の詰まりを解放してくれる女性に魅力を感じたとしても責められるものではないでしょう。
賢妻はこういった男性心理も十分に理解しているため、例え、若い女性と不倫していたとしても彼だけを責めることはせず、自分にも悪いところがあった、反省すべき点があったと頭を下げるでしょう。
こうなれば、夫は妻の手のひらの上で遊ぶ子どものようなものです。
このタイプの女性に離婚届を突きつける勇気は、たぶんないでしょう。
これが、離婚を決定的な理由が見当たらないということです。
残念ですが、良妻賢母型の女性が妻だった場合、どんなに好きだと甘い言葉を囁かれても、彼との未来にあなたはいないかもしれません。
早めの決断、賢明な判断をおすすめします。
不倫相手を本気で好きになっても離婚しない既婚女性の心理とは
好きだけど結婚相手ではないというシンプルな理由
女性の中にも男性同様、恋愛と結婚は別ものと考える方がいます。
みな同じ考え方が正しいわけではないので、恋愛イコール結婚でも、恋愛と結婚が別ものだと考えていても、まったく問題はありません。
恋愛と結婚が別ものだと考える女性の中には 不倫相手である彼が世界中で一番大好きな存在だとしても、自分が望むような生活が得られない場合には結婚相手としては考えず、恋愛相手としてのみ考えるというシンプルな理由から結婚生活を続ける 女性も少なくありません。
このタイプの女性は、結婚は一時の迷いからするものではなく、きちんとした理想をもっていて、その理想に近づけられる男性のみを結婚相手として選ぶのです。
女性の場合、恋愛イコール結婚となりやすいのですが、この女性は恋愛と結婚を分けて考える男性脳に近い意識の持ち主であるといえるでしょう。
好きは好き。
でも、生活するとなると、自分の望むステータス、収入は必要。
その条件に当てはまらない場合は、不倫でも構わないというわけです。
切り替えの巧い女性といえますね。
不倫するような男とは結婚できない
「不倫するような男とは結婚できない」自分のことを棚に上げて…と非難されそうな言葉ですが、不倫関係が長く続いている男女ほど、実は不倫する男、不倫できる女と再婚なんか考えられないと思っていると言っても過言ではありません。
不倫し始めはわくわく、ドキドキが先行し、障害があることで燃え上がりやすくなっていますが、その状態に慣れてくると、いつの間にかわくわく、ドキドキは影を潜め、どこかに飛んで行ってしまっても協力して行方を探すこともしません。
不倫相手のことを好きなのに、わくわく、ドキドキしなくてもいいのはなぜと不思議に思う方もいるでしょう。
男女の仲が長く続くということは相性が良いということの証でもありますが、その反面、長い春になりやすいというデメリットがあります。
長い春を経験されている方はよく分かると思いますが、結婚、この場合、再婚ですが、既婚女性が多大なリスクを冒してまで彼との今後の人生を望んでいるかといえば、実はそうでもないのです。
その理由が、 「不倫するような男とは結婚できない」 です。
自分とそういった関係になるということは、もしかしたら、 再婚しても、また別の女性と不倫関係になってしまうかもしれない のでは、と考えると、彼との結婚、再婚には二の足を踏んでしまうのです。
彼を好きだ、愛してるという気持ちに嘘はなくても、彼を心底から信用できるかといえば、できないと答える女性も多いでしょう。
好きな気持ちと、信用するということは別ものだと分けて考えられるだけの慎重さをもっている女性は、誠実で嘘のない女性ともいえます。
そのタイプの女性は、同じ間違いをすることを避ける傾向にありますので、「不倫するような男とは…」という言葉が出てきたとしても何ら不思議はありません。
不倫は社会的に許されない行為ですが、彼を愛する気持ち、彼を思いやる気持ちに嘘はないはずです。
しかし、彼を心底信用できるかといえば、否でしょう。
好きな相手なのに信用できないと答えなければならない、不倫女性ならではの寂しさでもありますね。
彼の子どもを生めない年齢になるのが怖い
男性が不倫へと走ってしまう場合、きっかけになるのは女性の顔、スタイルであり、その肉体を手に入れたいと望むことから大人の関係へ、その後、色々と話をするようになって似た価値観をもっていることに気づく、好きだ、愛しているという感情はその後に芽生え始めるといいます。
女性の場合はほとんどの方が彼の顔、スタイル、雰囲気、話し方、声等の視感的なものから入り、身体を重ねていくうちに徐々に深みにはまってしまうことが多く、その分、深みにはまる確率も高くなります。
こうなると真剣な不倫恋愛ですから、当然、その関係から抜け出すには時間がかかります。
身体の相性が良く真剣な不倫恋愛なのに離婚せずに不倫関係を続けるのはなぜかといいますと、 女性としての終わりを迎えることが怖い からです。
男性は何歳になっても子どもをもつことができますが、女性は結婚適齢期・妊娠適齢期の言葉があるように子どもを生める年齢がある程度定められており、高齢出産になった場合には多大なリスクを背負うことがあるため、再婚に踏み出せない女性も少なくありません。
彼のことを好きでも、彼との今後を想像すると、いつか捨てられてしまうのではないか、彼が子どもを欲しいと言い出す日がきたら…と思うだけで、その場所から前へ進むことができないのです。
特に、20代の男性と不倫している30代女性は深刻です。
彼の子どもを生みたい、でも、今生めば、戸籍上では夫の子どもとなってしまう。
そうならないようにするには夫と離婚して、1日でも早く彼と再婚することですが、30代という微妙な年齢が離婚、再婚にストップをかけてしまうのです。
好きなのに再婚できない、このジレンマに押しつぶされそうになっている女性にはある共通点があります。
それは、結婚している夫とはセックスレスであること。
不倫相手の子どものことを考えている女性が夫と子どもをつくるような行為はするはずはありません。
それだけに、この悩みは深刻だといえるでしょう。
「離婚する気がない」とダブル不倫の相手に直接言える男性心理とは
二重生活を楽しんでいる!自由でありたい
遊び心のある男性は魅力的に見えるものですが、それだけに危険な香りもします。
しかし、 女性は危険なものに惹かれる習性があり、その習性ゆえにダブル不倫の虜になりやすい といえるでしょう。
ダブル不倫は今や、そう不思議なものでもありませんが、ダブル不倫の相手に始めから「離婚する気はない」と告げる男性には注意しなくてはなりません。
このタイプの男性は恋愛と結婚は別だと分けて考えることができ、その上、相手に対する敬意、愛情は二の次となる恐れがあります。
考えてもみてください。
不倫というあやふやな関係で成り立っている2人なのに、それだけでも彼女の夫に対する敬意はゼロに等しいはずですが、不倫相手のあなたまで「離婚する気はない」と突き放し、傷つけることができるのです。
夫にすまない、でも彼が好きな気持ちが止められないと悩むあなたに、最終宣告を突きつけるだけの非情さをもっている男性だと言っても過言ではありません。
こういうことの言える男性は、家庭とあなたとの二重生活を楽しみたい、誰にも縛られたくない、自由でありたいという自分勝手な感情が先に立ち、その感情を邪魔されることを嫌うタイプです。
自分勝手な感情で誰かを傷つけることは決してあってはならないものですが、ダブル不倫という関係が彼を増長させ、あなたの弱みをうまくコントロールしているといえるでしょう。
傷口が大きくならないうちに彼との関係を清算することが望ましいですが、好きだという感情が心の中の半分以上を占めている場合はそうもいきませんね。
こういう男性との関係を長く続けていくには、あなたも割り切って考えることを習慣にし、クセづけることが大切です。
「彼には家庭がある、わたしにも家庭がある。好きだという気持ちを前に出し過ぎてはいけない、彼は戸籍上では他人だ。何かあっても守ってくれる男性ではない」このことを肝に銘じ、彼との今後を考えることをおすすめします。
実は不倫相手への優しさだった
既婚男性とシングル女性、シングル男性と既婚女性、どちらも不倫という関係になりますが、片方がシングルの場合の不倫はダブル不倫に比べると、まだ話し合う余地があり、双方ともに納得できる結果が出る確率が高いです。
しかし、ダブル不倫となると、両者の家庭で離婚する、離婚しないの話が展開されるわけですから、一般的不倫より深刻になるのは当然ですね。
そうならないようにするには始めから「離婚はしない」「離婚する気はない」と告げておかなければなりません。
「離婚する気はない」と告げられたら、聞かされた女性は本気じゃないってこと、単なる遊びなのかと怒り、落ち込むと思いますが、実は、この言葉が既婚男性の優しさだとしたらどうでしょう。
確かに、自分勝手な感情から「離婚する気はない」と告げる男性も少なくありません。
ですが、そんな男性ばかりではありません。
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男性は女性には優しいものですが、特に愛する彼女には優しく接するものです。
なのに「離婚する気はない」という厳しい言葉を告げるということは、その言葉を 前もって告げておくことで過度な期待をさせないようにしている、また、いつでも自分の元から離れて行っても良いよというサイン だとも考えられます。
自分につなぎとめておくことを真っ先に考える既婚男性が多い中で、相手のことを思いやり、わざと嫌われ者になることで彼女を自由にさせるという行為は男性のもつ包容力からの究極の愛情が為せるワザともいえるでしょう。
ぐだぐだと揉めるのが面倒くさい
遊び上手な男性とダブル不倫をしていると、色々と心配させられることがあります。
約束していたデートを急にキャンセルされた時は別の女性とどこかに行ったのではないか、また、いつもとは違うネクタイを身に着けていたり、いきなり趣味を始めたりすると、ほかに好きな女性ができたのではないかとやきもきするものです。
この遊び上手な男性が「離婚する気はない」といったとしてもそう驚くことはありませんが、前もっていうのは、後でぐだぐだと揉めたくないからのひと言に尽きるでしょう。
遊び上手な男性はスマートに女性と遊びたい もので、男女間のもめ事は極力避けたい。そうなれば、前もって「離婚する気はない」と告げておけば、安心して遊べるというもの。
その言葉に従えない場合はダブル不倫をやめれば良いだけの話だと割り切って考えているかもしれません。
「離婚する気はない」という短い言葉の中には、妻と離婚する気はない、妻に愛情があるわけではないけど離婚話で揉めるのも面倒だ、子どものこともある、だから、君とは割り切った大人の関係を続けていきたい。
こう言っているわけですね。
遊び上手なことを自負している男性ならではの言い分ですが、割り切ったダブル不倫を続けるには最高の相手ですが、真剣恋愛の不倫には向かないタイプですので、あまり深みに入り込まないよう、気軽な恋愛を楽しむことをおすすめします。
「離婚する気がない」とダブル不倫の相手に直接言える女性心理とは
わたしの生活を壊さないで!周囲の目が気になる
ダブル不倫で最も注意しなければならないことは、双方の家庭にバレないように関係を続けることですが、付き合いが長くなればなるほど、情が移り、家庭を壊してでも再婚したいと考えるようになります。
これは男性、女性どちらにも言えることですが、長く続くということはそれだけ本気だという証であり、その本気をいつかは形にしたいと考えることは至って普通の感情であると推測できます。
しかし、女性側に離婚する意志がない場合、離婚しないということをはっきりと伝えておく必要があります。
なぜ、離婚する意志がないのか。
それは、周囲の目が気になるからです。
女性に多いのですが、何不自由ない暮らしをしていると他人からどう思われようが平気ですが、不倫という世間的にはマイナスの行為をしていると人の目が怖いものです。
何か陰で言われているのではないか、もしかしたら何か知っているのではないか。
この精神的な追い込みから自分を遠ざけようとするあまり、彼に向かって発する言葉が「離婚する気はない」です。
今の生活を壊されたくない という自分を保護する気持ちから出てくる言葉ですが、この言葉を不倫相手に伝えることで満足し、自分自身の精神バランスをとっているとも考えられます。このタイプの女性はプライドが高いのに気が弱く、自分に自信がありません。
それだけに、周囲の目を異常なほどに気にしてしまうのです。
夫を愛しているから生活を壊されたくないのではなくて、自分の生活を変えたくない、誰にも邪魔して欲しくないというシンプルな思いから出る言葉ですので、それだけに誠実だといえるでしょう。
仕事と家庭の両方を守るために伝えておくことで正当化する
近年、結婚、出産後でも社会復帰を果たす女性が多く、主婦、ママとなった女性もパートタイム、またはフルタイム等、希望通りの勤務時間で働くことを選択する女性が増えています。
男性と同様の責任をもって仕事に向き合う女性が増えていますが、その女性がダブル不倫している場合は仕事、家庭の両方を守るために、不倫相手に伝える言葉があります。
それが「離婚する気はない」です。
仕事をもっている女性は不倫という言葉に敏感 です。もちろん男性も同じ立場ですが、女性の場合、ダブル不倫は命取りになる確率が高いので、注意の上にも注意してデートするぐらいの慎重さが必要になります。
そのためには不倫相手に「離婚する気はない」と伝え、その言葉の意味をしっかりと理解してもらっておかなければなりません。
仕事と家庭を守りながら働くということは身体も疲労を感じますが、心の疲れも相当なもので、そのストレスをダブル不倫という行為で発散していると言っても過言ではないでしょう。
しかし、離婚すれば、仕事をする上で何らかのマイナスを受けるのは必定。
ましてやダブル不倫となれば、もしかしたら会社に居づらくなり、退社することにもなりかねません。
仕事と家庭の両方を守るには不倫相手に「離婚する気はない」とはっきりと伝え、それを理解してもらう必要があるのです。
仕事と家庭を守ることによって、自分の不倫を正当化していることにもなりますが、不倫相手との再婚を目指せない場合、今の生活を壊さないことが不倫を続ける最低条件であり、その条件をクリアできない限り、不倫を続けることは難しいといえるでしょう。
仕事をもつ女性ならではの自己保身ですが、ダブル不倫ならば、既婚男性もこの女性の気持ちが手に取るように分かるはずですので、「離婚する気はない」という言葉を聞いたとしても、それに意義を唱えることはしないでしょう。
子どもにだけは知られたくないという母親としての心理
好きな男性と自分がお腹を痛めて生んだ子ども。
天秤にかけることはできませんが、 母親であるという気持ちが強い女性は最後には子どもをとる でしょう。
母親である女性が不倫する場合、それもダブル不倫だった場合、絶対に知られたくないのが子どもです。
女の子であれ男の子であれ、まだ幼く、母親のしていることを理解できない年齢であれば、悪いことをしているという思いも半減されますが、小学校に入学する年齢になれば、不倫という言葉をはっきりとは理解できなくても、それが悪いことなのであろうとは想像できるものです。
その年齢の子どもを持っている女性であれば、子どもには知られたくないでしょう。
その母親としての心理から「離婚する気はない」という言葉が出たとしても不思議ではありません。
ダブル不倫でも、既婚男性と既婚女性の違いがここにあります。
一般的に父親はなくても子どもは育つといわれますが、子どもにとって母親は絶対不可欠な存在であり、よほどのことがない限り、親が離婚した場合、母親を慕って母親を選ぶものです。
その思いに答えたいという思いが母親の心の奥底にあり、それが「離婚する気はない」という言葉になるのでしょう。
このように母親としての意識が強い女性がダブル不倫する場合は、注意が必要です。
母親としての彼女、恋愛相手としての彼女、どちらの彼女も優しく包み込むような大きな包容力をもった男性が望ましいといえます。
些細なことで喧嘩する、揉めることのある男性とは長く続けることができません。
もし、短慮な男性であるのならば、双方のためにも、早めの決断をおすすめします。
離婚する気がない!その後の二人の関係は
将来が見えない相手とはこれ以上続けられない
「離婚する気はない」と告げたら、既婚男性はどうするか。
選択肢はたくさんありますが、ダブル不倫の2人にとって最善な方法はきちんと話し合って別れることでしょう。
離婚しない、離婚する気はないと言われれば、誰でも将来はないものだと判断します。
将来が見えない相手とはダブル不倫という危うい関係は続けられるものではありません。
そうなれば、別れ以外の選択肢はなく、双方ともに別れるという結果になっては、どんなに彼があなたを好きでも、彼からの反対意見は出てこないでしょう。
誰しもそうですが、 明るい未来、新しい将来がないと分かれば、その道は諦めるしかありません 。
人生は一度きりです。
愛する彼と仲良く歩んでいきたいと願うことは誰にでもあることですが、ダブル不倫となれば、相手とあなたの双方に家庭があり、どちらか一方の家庭が壊れれば、もう一方の家庭も無傷ではありません。
幸せな家庭を2軒ともに壊すわけですから、それ相応の覚悟が必要になるのは必定です。
しかし、覚悟をするにも、2人の先に将来がなければ、覚悟の仕様がありません。
将来の見えない相手とは続けられるものではないと判断した時は、早めに彼と話し合いの場を設けることをおすすめします。
友だち以上恋人未満の関係に逆戻り
同じ会社に勤務する2人であった場合、ダブル不倫をやめたからといって、会社で無視するわけにもいきません。
そうなれば、一同僚としての付き合いを再開せねばならず、友だち以上恋人未満の関係に戻るしかないでしょう。
同僚、上司等、会社にはさまざまな人の目があります。
以前は仲良く話していたのに、急に話をしなくなった…では、疑いの目を向けられる恐れがありますので、別れたとしても同僚としての付き合いは続ける必要があります。
いきなり他人になるのは難しいので、友だち以上恋人未満の関係に戻ってみてはいかがでしょう。
ダブル不倫だったのに、そんなに簡単に割り切れるものじゃないという意見もあると思いますが、 大人には割り切ることで忘れられる思いがある ものです。
彼の、またはあなたからの「離婚する気はない」の言葉は、実は割り切った関係を築くには大変に便利な言葉でもあるのです。
不倫中の彼から「離婚する気はない」と言われれば誰でも傷つきますが、では、こう言われればどうでしょう。
「君とは結婚できない」「妻を愛している」「子どもを捨てることはできない」「まだ妻に愛情があるんだ」「君とは再婚できない」等。
妻に愛情があるなんて言われたら、きっと百年の恋も冷めてしまいますね。
「離婚する気はない」の言葉にはあなたを卑下する意味合いも、妻を落とし入れる意味合いも含んでいないんですね。
ただ、離婚する気持ちはもっていないという彼の自己中心的な思いしか込められていないのです。
このように、彼の言葉を前向きにとらえてみましょう。
別れという悲しい思いから立ち直るには、前向きにとらえることで、重い足を一歩前へと進めることができるはずです。
なかったことにして自分の人生を見つめ直す
「離婚する気はない」と告げられたら、自分の人生をリセットするチャンスができたと考えましょう。
彼との思い出をすべてゼロにするには、付き合っていた時間以上の時間がかかります。
すべてを一瞬で忘れることはエスパーでもない限り、無理です。
まずは、忘れる努力をしてみましょう。
新しい趣味を探すもの良し、友人と旅行に出かけたり、子どもとテーマパークに出かけ思いっきりはしゃいでみるのもおすすめです。
それでも忘れられない時は、自分を思いっきり褒めてあげましょう。
ぎゅーっと両腕で抱きしめ、「頑張ったね」「幸せだったね」と褒めてあげましょう。
それでも忘れられない時は、ダブル不倫をなかったことにしてみてはいかがでしょう。
なかったことにしてしまえば、傷つき悲しむこともありません。
大きく深呼吸して、新鮮な空気を胸いっぱいに吸い込んだら、自分の今後の人生を素直な気持ちで見つめ直してみましょう。
ダブル不倫を経験したことで、家庭の大切さを思い出すかもしれません。
また、彼との思い出を胸に秘めておくことで、夫のことを見直す機会が生まれるかもしれません。
ダブル不倫が悪いとは言いませんが、終わった後の空しさは一度経験すれば、もう二度と経験したいとは思わないでしょう。
家族を大切にすることは、あなた自身を大切にすることでもあります。
佳き一歩を踏み出すきっかけはあなたの心のもちようにある ものです。素直な気持ちで歩き出しましょう。
離婚する気もないのに好きだと思える心理を男女別に解説
離婚する気もないのに好きだと言ってくる彼の態度を見て、「どうして安易に好きだ」と言えるのか聞きながら不安に思う方もいるでしょう。
そんな時は 相手の立場に立って考えてみて はいかがでしょう。
男性、女性で言葉の意味合いは異なってきますが、おおよその検討はつくものです。
もしかしたら、あなたが不安に思っているよりも、現実は簡単な問いかけで解決するものなのかもしれません。